それ、ただの疲れじゃないかも?男性更年期の始まりかも...!?

疲れた様子で地面に座る男性。腕を頭の後ろに回し、目を閉じている。表情には倦怠感があり、長時間の疲労やストレスが伝わるような構図。男性更年期の症状としての「なんとなくの不調」や「疲れやすさ」を視覚的に表現する画像。 Lifestyle
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ごきげんよう☕✨ おねこです🐾

働き盛りの男性の皆様!
「なんか、最近体のキレが悪いな」「どうもイライラする」「夜、なかなかぐっすり眠れない」こんな「なんとなくの不調」を感じていませんか?
年のせいかな、疲れているだけかな、と片付けてしまいがちなその症状、もしかしたら「男性更年期」のサインかもしれませんよ。

男性にもある「更年期」ってご存知ですか?

女性の更年期障害は広く知られていますが、実は男性にもホルモンバランスの変化によって起こる男性更年期障害(LOH症候群)があるのです。
これは、主に男性ホルモンであるテストステロンの減少が原因で引き起こされます。

年齢とともにテストステロンの分泌量はゆるやかに減っていくため、40代以降の男性に多く見られますが、ストレスなどの影響で比較的若い世代でも症状が出ることもあります。

男性更年期障害の症状 ①身体的な変化

うつむきながら座る男性。肩を落とし、疲労感のある表情で深く考え込んでいる様子。全体的に暗めの色調が、倦怠感やエネルギー不足を強調している。男性更年期障害による身体的な変化を象徴する画像。

男性更年期の症状は多岐にわたり、人によって現れ方が異なります。
主な症状には以下のようなものがあります。

筋力の低下
男性ホルモン テストステロンは筋肉の維持に重要な役割を果たしますそのため、テストステロンが減少すると筋力が低下し、体力が衰えることがあります。

代謝の低下
基礎代謝が低下することで、体重が増えやすくなる場合があります。

体脂肪の増加
筋肉量が減少する一方で、体脂肪が増加しやすくなります特に腹部に脂肪がつきやすくなる傾向があります。

骨密度の低下
骨を強く保つために必要なホルモンが減少することで、骨密度が低下し、骨折のリスクが高まる可能性があります。

性機能の低下
勃起障害(ED)や性欲の減退が見られることがあります。これもテストステロンの減少が関係しています。

発汗やほてり
突然の発汗や体のほてりを感じることがあり、特に夜間に起こることが多いです。

疲労感や倦怠感
十分な休息を取っても疲れが取れない、常にだるさを感じることがあります。

動悸や息切れ
心拍数が上がりやすくなったり、軽い運動でも息切れを感じることがあります。

頭痛やめまい
頭痛や軽いめまいを感じることがあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。

頻尿や排尿障害
夜間頻尿や排尿の回数が増えることがあります。

男性更年期障害の症状 ②精神的な変化

イライラや不安感
小さなことに過剰に反応したり、理由もなく不安を感じることがあります。ストレス耐性が低下し、感情のコントロールが難しくなる場合も。

抑うつ状態
気分が落ち込み、やる気が出ない、楽しみを感じられないといった症状が現れることがあります。「定年後うつ」と呼ばれるような社会的な影響も含まれます。

集中力や記憶力の低下
仕事や日常生活での集中力が続かなくなり、物事を忘れやすくなることがあります。

無気力感
何をするにもエネルギーが湧かず、趣味や活動への興味を失うことがあります。

睡眠障害
睡眠の質が低下し、不眠や浅い眠りが続くことがあります。疲労感が蓄積されることがあります。

これらの症状は、単独で現れることもあれば、複数が重なることもあります。
特に精神的な変化は、身体的な症状を悪化させる要因となることが多く、逆に身体的な不調が精神的なストレスを増幅させることもあります。

これらの変化を理解し、早期に対策を講じることで、症状を軽減し、生活の質を向上させていきましょう↗️

男性更年期障害の原因

ホルモンバランスの変化
男性ホルモン「テストステロン」の減少が主な原因。
40代~50代になると自然に減少し始めます。男性の約30%が更年期障害の症状を経験しているという結果もあるそうです。

男性ホルモン減少の原因 

男性ホルモンの減少は加齢だけでなく、ストレスや生活習慣の影響も受けます。
例えば、運動不足や不規則な食生活、睡眠不足が症状を悪化させることがあります。
これらの変化を理解し、適切な対策を取ることで、症状を緩和し、健康的な生活を維持しましょう。

対策と治療法 ①医療的アプローチ

テストステロン補充療法(TRT)
テストステロン製剤(注射、ゲル、パッチなど)を使用して、減少した男性ホルモンを補充します。
《効果》
筋力や骨密度の維持、性機能の改善、気分の安定などが期待されます。
⚠️注意点⚠️前立腺がんや乳がんのリスクを排除する必要があり、専門医の診断が重要です。

漢方薬の活用
《代表的な処方と効果》
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲労感や倦怠感を改善し、体力やエネルギーを高める効果が期待されます。
八味地黄丸(はちみじおうがん)
腎の機能を補い、頻尿や泌尿生殖器の機能低下を改善します。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
イライラや不安、不眠などの神経症状を抑える作用があります。

⚠️漢方は体質に合わせて処方されるため、専門家の指導を受けてください⚠️

抗うつ薬や抗不安薬
精神的な症状が強い場合には、これらの薬が処方されることがあります。

⚠️メンズヘルス外来や内分泌科で、症状に応じた治療プランを立てることが推奨されます⚠️

対策と治療法 ②セルフケア

ジムでバーベルを持ち上げる準備をしている人物の足元。スポーツシューズを履き、筋力トレーニングを始める瞬間を捉えた構図。セルフケアの一環として、筋トレが男性更年期障害の症状改善に役立つことを視覚的に表現する画像。

バランスの良い食事
テストステロンの生成を助ける栄養素(亜鉛、ビタミンD、タンパク質など)を含む食品を積極的に摂取しましょう! 例えば、牡蠣、卵、ナッツ類、魚類などが効果的です。

適度な運動
筋力トレーニングやウォーキングなどの運動は、テストステロンの分泌を促進します。 特に下半身の筋肉を鍛える運動が効果的です。

十分な睡眠
睡眠不足はホルモンバランスを崩す原因となるため、質の高い睡眠を確保することが重要です。就寝前のリラックス習慣(入浴やストレッチなど)もおすすめです!

ストレス管理
ストレスはテストステロンの分泌を抑制するため、リラクゼーションや趣味の時間を取り入れて、心身のリフレッシュを心がけましょう。

禁煙・適度な飲酒
喫煙や過度な飲酒はホルモンバランスに悪影響を及ぼすため、控えることが推奨されます。

受診する診療科は?

泌尿器科
性に関する症状(性欲減退や勃起不全など)がある場合

内科
身体的な不調(ほてり、疲労感、筋力低下など)が現れている場合

精神科
心の不調(イライラ、不安、うつ状態など)がある場合

メンズヘルス外来
複数の症状が現れている場合や専門的な診察を希望する場合

症状に合わせた診療科を選び、早めに受診することが大切です。
まずは、かかりつけ医に相談し、適切な診療科を紹介してもらうのも良い方法ですね!

診断では、問診や血液検査でテストステロンの値を測定することが一般的です。
治療法としては、ホルモン補充療法(テストステロン補充療法)のほか、生活習慣の改善指導や、必要に応じて精神的なケアも行われます。

oneko
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おねこの診療メモ
おねこは産婦人科で診てもらいましたが、一回目の診療で血液検査を実施。
一週間後の二回目の診療では、検査結果をもとに身体的・精神的なホルモンバランスをチェックするシートを使い診断を受けました。
その後は、お薬をもらいに3ヶ月ごとに通院していますよ🐾

最後に

男性の更年期は、まだ十分に知られていないため、多くの方が「自分には関係ない」と思い込んでしまいがちです。
けれど、早期に気づき、対策を講じることで、より健康的で充実した生活を送ることができます。

男性更年期障害は、決して特別な病気ではありません。多くの方が経験する可能性のある、いわば体の変化の時期です。
この時期をどう過ごすかが、これからの健康や生活の質を大きく左右します。

適切な治療を受けるとともに、日々の生活習慣を見直すことが非常に重要です。
バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、そしてストレスを上手に解消する方法を見つけることが、症状の緩和に繋がります。

ご自分の体の変化に気づき、早めに専門家と相談することで、体も心も軽くなり、再び充実した日々を送れるようになるでしょう。おねこはそう、願っております。


oneko
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体と心の変化に気づいたら、一人で抱え込まずに専門家へ相談してください。
その一歩が、きっとあなた様を軽やかにし、再びエネルギッシュな毎日を送るきっかけになるはずです。

おねこはホルモン補充療法を始めて、これまでの不調が嘘のように解消されましたよ😊
一緒に不調を乗り越えましょうね!!

ここまでお読みくださりありがとうございましたニャッ👅

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男性更年期は骨の健康にも影響を与えます。今からできるケアをチェックしてみてください👇

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