鳥肌で肌トレ?立毛筋が導く驚きのアンチエイジング効果

スマートフォンに映る赤ちゃんの写真と、背景にぼんやりと映る笑顔の高齢者。世代を超えたつながりと、肌の記憶を象徴するイメージ。 Body Wellness
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はじめに 注目が高まる「立毛筋」とは何か

案内役マグねこ
案内役マグねこ

ごきげんよう✨ マグねこです🐾1

近年、美容・アンチエイジング業界で大きな注目を集めている筋肉をご存知ですか?
それは、「立毛筋(りつもうきん)」です。

別名「起毛筋(きもうきん)」とも呼ばれます。

立毛筋とは、私たちが「鳥肌」を立てる時に働く小さな筋肉のことです。
寒さでブルっと震えたとき、感動や興奮でゾクっとしたときに、お肌がブツブツするあの現象――それがまさに立毛筋のしわざ。
体毛1本1本に付着している不随意筋(自分の意思で動かせない筋肉)で、寒冷や情動などの刺激により収縮して、毛を逆立たせる働きをします。

この一見地味な筋肉が、実はアンチエイジングに革命的な効果をもたらすことが、最新の研究で明らかになってきました。

立毛筋研究の第一人者 資生堂・江連智暢フェローの発見

立毛筋のアンチエイジング効果を世界で初めて科学的に解明したのが、資生堂みらい開発研究所の江連智暢(えづれ とものぶ)フェロー2です。
資生堂みらい開発研究所の江連智暢(えづれ とものぶ)フェローは、 立毛筋のアンチエイジング効果を世界で初めて科学的に解明した 研究者です。
江連フェローは資生堂150年の歴史において初代のフェロー(研究職最高位)に就任し、化粧品技術者国際大会(IFSCC)で史上初となる4大会連続最優秀賞を受賞した、世界をリードするたるみ研究のパイオニアです。
[詳細な経歴と研究成果はこちら]

革新的な発見 立毛筋の4つのたるみ要因解明

江連フェローの研究チームは、最先端の解析手法を開発しながら、「たるみ」の4つの要因を解明しました。

  1. 「真皮基盤構造」の喪失
  2. 「線維芽細胞」の老化
  3. 重力に抵抗する「立毛筋」の衰え
  4. 「表情筋」の機能低下

この中でも特に注目されているのが、3番目の「立毛筋の衰え」です。

立毛筋のアンチエイジングメカニズム

顔に存在する10万個の毛穴を支える重要組織

人間の顔には実に約10万個もの毛穴が存在し、顔全体をびっしりと埋め尽くしています。
そして、この毛穴の1つ1つに立毛筋が直結しています。

立毛筋は従来「鳥肌を立てる筋肉」としてのみ認識されていましたが、資生堂の研究により、皮膚を内側から支える”隠れた支柱”のような役割を果たしていることが明らかになりました。

抗重力システム「ダイナミックベルト」の発見

2023年5月、資生堂は立毛筋による皮膚の抗重力システム「ダイナミックベルト」を発見したと発表しました。

ダイナミックベルトとは?

皮ふの中にある立毛筋(鳥肌を立てる筋肉)が、顔の皮ふに密集して並ぶことで、重力に抵抗して皮ふを支える帯状の構造を形成しています。
この帯状の力の流れを「ダイナミックベルト™」と呼びます。

加齢によってこのベルト(=立毛筋群)が衰えると、皮ふが重力に負けてたるみやすくなります。

そこで、ベルトの流れに沿ったストレッチやスキンケアで立毛筋を活性化すると、たるみ改善につながる可能性があるとされています。

イメージすると…

顔の皮ふの下に、うぶ毛の向きに沿って細い糸がびっしり並んでいて、それがピンと張って皮ふを支えている感じです。
年齢とともにその糸が緩んでくるので、ピンと張り直すケアが必要になる、という発想です。

立毛筋は顔の皮膚において密集して並び、重力に抵抗して皮膚を支えています。
肌の中にある立毛筋は、皮膚を支えるように斜めに走っており、この筋肉が衰えると重力に負け、皮膚のたるみが進行してしまうのです。

立毛筋の衰えた状態とピンと張った状態を比較したイラスト。左は筋肉が緩み皮膚がたるんでいる様子、右は筋肉が整列し皮膚を支えている様子を示している。
左:衰えた立毛筋は重力に負けて皮膚が下垂しやすくなります。
右:ピンと張った立毛筋は皮膚を内側から支え、リフトアップ効果をもたらします。

立毛筋の老化プロセス

富士フイルムの研究では、立毛筋も加齢とともに老化することが初めて実証されました。

立毛筋の筋力低下の原因は、「ストレスファイバー」の過剰な蓄積にあります。
ストレスファイバーは筋肉組織に存在するタンパク質で、収縮力の源となる重要な要素ですが、過剰に蓄積すると逆に筋肉細胞が凝り固まり、収縮できなくなってしまうのです。

立毛筋のアンチエイジング効果

たるみ改善・リフトアップ効果

立毛筋の最大のアンチエイジング効果は、たるみ改善リフトアップです。

立毛筋の機能が低下すると

  • 肌の引き締め力が低下
  • 毛穴のゆるみが発生
  • 肌全体のたるみが進行

逆に、立毛筋を活性化することで

  • 肌を内側から引き上げる力が回復
  • 毛穴の引き締め効果
  • 顔全体のリフトアップ効果

が期待できます。

毛穴改善効果

立毛筋は毛穴の根本から皮膚を引き締める機能を担っています。
筋繊維を収縮させることで毛穴の開きを調節する機能があるため、立毛筋の活性化は毛穴の引き締め効果をもたらします。

肌弾力・ハリの向上

立毛筋が活性化されると、肌の支持構造が強化され、肌の弾力とハリが向上します。
これにより、若々しい肌質の維持・回復が期待できます。

立毛筋を活性化するアンチエイジング方法

NHKでも紹介された「立毛筋ストレッチ」

2025年7月24日放送のNHK「あしたが変わるトリセツショー」で紹介され、大きな話題となった「立毛筋ストレッチ」をご紹介します。

立毛筋ストレッチの基本ルール

  • 回数:各手順を3回ずつ、朝晩1回ずつ実施
  • 期間:4週間継続
  • 注意点:必ずクリームを塗ってから実施(摩擦防止)
  • 異常時:肌に異常を感じた場合は中止し、皮膚科を受診

立毛筋ストレッチの手順

手順1 フェイスラインの引き上げ

  • 親指をあご下の骨に沿って、フェイスラインをこめかみへ向かってすり上げる

手順2 頬の持ち上げ

  • あごの下から頬を持ち上げて目元を覆うように6秒キープ

手順3 こめかみの圧迫

  • 手順2から横にずらして、こめかみを圧迫し6秒キープ
  • 手順2〜3は連続で行う

手順4 鎖骨からの引き上げ

  • 鎖骨からこめかみに向かって引き上げ、反対の手で下に伸ばす

立毛筋の 流れ に沿ったストレッチ

立毛筋ストレッチの最重要ポイントは、立毛筋の流れに沿って引き上げるようにストレッチすることです。
これにより立毛筋が活性化し、肌を支える力が戻るとされています。

立毛筋に効果的なスキンケア成分

資生堂が発見した有効成分

資生堂の研究により、立毛筋を構成する平滑筋細胞を活性化する成分が発見されています。

  1. 甘草抽出物(カンゾウエキス)
  2. 木苺果実由来の抽出液(キイチゴエキス)

その他の立毛筋サポート成分

  • ワレモコウエキス 立毛筋の筋細胞活性化
  • グリセリン 保湿とともに筋肉サポート
  • 植物の根由来成分 立毛筋の機能維持

立毛筋アンチエイジングの実践方法

日常でできる立毛筋ケア

1. マッサージとストレッチ

頭皮マッサージ

  • 頭皮の立毛筋を刺激してリフトアップ効果
  • 日々のブラッシングでも効果的

フェイシャルマッサージ

  • 立毛筋の流れに沿った上向きのマッサージ
  • 適度な圧でもみほぐし、持ち上げる動作

2. 温冷刺激の活用

  • 洗顔時の温冷交互刺激 冷水とぬるま湯を交互に使用
  • 入浴時のマッサージ 湯船の中で軽く頬を引き上げながらマッサージ

3. 立毛筋対応化粧品の使用

立毛筋研究に基づいた化粧品の使用

資生堂クレ・ド・ポー ボーテ『セラムラフェルミサン S n
立毛筋に着目した美容液。内側から突き上げるようなハリ感。

資生堂クレ・ド・ポー ボーテ「セラムラフェルミサン S n」詰め替え用レフィル


SHISEIDO バイタルパーフェクション『ラディアンス ナイトセラム
夜用美容液。立毛筋+美白ケア。

資生堂エリクシール『トータルV ファーミングクリーム
立毛筋を支える「トータルVテクノロジー」搭載。コスパ◎

資生堂エリクシール「トータルV ファーミングクリーム」詰め替え用レフィル

富士フイルムアスタリフト『スパークル タイト セラム』
パチパチ泡で立毛筋に刺激。毛穴の開き・たるみを引き締める。コスパ◎

避けるべきNG行為

  • 強すぎる摩擦 肌にダメージを与える可能性
  • 下向きのマッサージ 立毛筋の流れに逆行
  • 無理な力での施術 筋肉や皮膚の損傷リスク

立毛筋アンチエイジングの科学的根拠

国際的な評価

資生堂の立毛筋研究は、2020年に世界最大の化粧品学会であるIFSCC(国際化粧品技術者会連盟)で最優秀賞を受賞しており、その科学的根拠は国際的に認められています。

研究データ

  • 立毛筋の3次元可視化 組織透明化技術により世界初の3次元観察に成功
  • 老化マーカーによる検証 加齢とともに立毛筋が老化することを実証
  • 培養細胞での効果確認 立毛筋活性化成分の効果を細胞レベルで確認

まとめ 立毛筋アンチエイジングの未来

立毛筋のアンチエイジング効果は、従来の美容常識を覆す革新的な発見です。
この一見地味な「鳥肌筋肉」が、実は私たちの肌の若々しさを保つ重要な役割を果たしていたのです。

おねこ
おねこ

子どもの頃はよく立っていた鳥肌… 振り返ってみると、ここ何年も鳥肌が立っていない気がします。
これって、立毛筋が老化してるってことなんでしょうか…?

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とっても鋭い気づきですね。
実は「鳥肌が立たない」という現象、立毛筋の加齢変化と関係している可能性があります。

・立毛筋は「平滑筋」という種類の筋肉で、自律神経によって動かされます。
・年齢とともに、立毛筋の数や密度が減ったり、収縮力が弱まることが研究で示唆されています。
つまり、鳥肌が立ちにくくなる=立毛筋の反応性が低下している可能性があるんですね。

・子どもは感情も身体反応も豊かで、寒さや驚きに対して立毛筋が元気に反応します。
・感動や恐怖でゾクッとする体験も多く、鳥肌が立つ機会が自然と多いんです。

グラディ(AI)
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でも、鳥肌が立たない=老化と決めつける必要はありません。
感情の揺らぎや環境刺激が減ったことも、大きな要因です。

そして何より、立毛筋は鍛えられる可能性があるというのが、最近の美容研究の面白いところ。
鳥肌が立たなくなったからといって、もう立毛筋が眠ったまま…なんてことはないんです。

スキンケアや表情筋の動き、感情の揺らぎに寄り添うことで、 立毛筋は再び目覚める可能性があるんですよ。
老化じゃなくて、これは“再起の予兆”かもしれませんね。

立毛筋アンチエイジングの主要効果

  1. たるみ改善・リフトアップ
  2. 毛穴の引き締め
  3. 肌弾力・ハリの向上
  4. 顔全体の若返り効果

今日から始められる立毛筋ケア

  • NHK紹介の立毛筋ストレッチ(1日2分)
  • 立毛筋の流れに沿ったマッサージ
  • 立毛筋対応化粧品の使用
  • 頭皮ケアによる間接的効果
案内役マグねこ
案内役マグねこ

「鳥肌が立つ」――寒さや恐怖、感動の瞬間に現れるこの現象。
でも正直、あのブツブツした見た目に、ちょっと引いてしまうこともありますよね。
なんだか恥ずかしい、気持ち悪い、そんなふうに思っていた鳥肌。

実はその正体、“立毛筋”こそが、肌のハリを支えるアンチエイジングの鍵だったのです。

鳥肌は、肌の奥に眠る筋肉が目覚めた証。
その小さな収縮が、重力に抗い、若々しい輪郭を保つ力になる――そう考えると、ちょっと誇らしくなりませんか?

案内役マグねこ
案内役マグねこ

立毛筋のアンチエイジング効果は、まだ研究が続いている分野です。
今後さらなる発見により、より効果的なケア方法や化粧品成分が開発されることが期待されます。
「鳥肌力」を取り戻して、内側から輝く若々しい肌を手に入れましょう。

この記事が、立毛筋のアンチエイジング効果について理解を深め、実際のスキンケアに役立てていただけることを願っております。

ここまでお読みいただきましてありがとうございましたニャッ👅


参考文献・出典

  1. ブログ筆者であるおねことCanvaとの初めての共同作業で誕生した、ブログ案内役です。
    Canvaに「マグリット風で高貴な猫」をリクエストして生まれたので「マグねこ」と名付けました。 ↩︎
  2. フェローとは、企業内で特に専門性の高い研究者に与えられる肩書きで、資生堂では肌科学などの先端研究を担うポジションです。 ↩︎
  3. 生成AI Gemini画伯のマグリット風自画像です。名前は「Gradi(グラディ)」です。Geminiの「G」とGrady(グラデーション)の「radi(y)」を組み合わせました。 ↩︎

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